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2024.11.22

「ビッグ4より自由に、代理店より戦略的に。」現役エージェントが語るアクセンチュアソングの魅力とは?

エンドユーザーの反応を直接感じられる仕事の喜び

かつて広告代理店で働いていた私、黒瀬雄一郎(ウィンスリー代表)は、サッカーが大好きで、Jリーグ開幕前にあるチームのユニフォームスポンサー獲得に関わったことがあります。スタジアムでファンがそのユニフォームを着ている姿を見た時の感動は今でも忘れられません(会社からはデジタル広告を売れ!ということでしたので全く評価はありませんでしたがww)。仕事の「手触り感」というか、自分の仕事が実を結んだ瞬間の喜びって、何物にも代えがたいものですよね。

アクセンチュアソングは、そんな「実感」のある仕事ができる組織として、今、多くの優秀な人材から注目を集めています。しかし、世界的コンサルティングファームであるアクセンチュアの中でも、比較的歴史の浅いこの組織について、その実態を深く理解している人は多くありません。

そこで今回は、アクセンチュアソングへの社内支援実績No.1であり、数多くの転職者の人生を変えてきたコンサルタント、宮崎洋に詳しく話を聞きました。コンサルティングファーム出身者から絶大な支持を得る宮崎が、日々の転職支援の中で発見した「意外な魅力」とは——。

「総合広告代理店を内包したコンサルティング会社」という事実

——宮崎さん、ズバリ聞きますが、アクセンチュアソングってどんな会社なんですか?

「最近分かってきたんですが、アクセンチュアソングって『大きい広告代理店を内包しているコンサルティング会社』なんです」

 

——えっ!それはかなり意外ですね(笑)

「そうなんです。皆さんのイメージのいわゆる戦略もITもファイナンスもやるコンサルティング会社であるのですが、マーケ領域も最上流から実装まで、一通り関われるんです。コンサルで獲得した案件で、リブランディングなどの案件を丸ごと受注して、実装部分まで手掛けることができる。専門家を束ねながら結果を出すところまでやれる。これって他社にはない特徴だと思います」

 

——確かに、普通のコンサルファームってそこまでできないですよね?

「そうなんです。ビッグ4とかだと、会計監査の関係で『この業務はOK、でもここからは手を出せない』みたいな制約があるんですよ。でもソングは違う。必要ならジョイントベンチャーも作っちゃう。それぐらい思い切ったことができるんです」

グローバルM&Aで実現した圧倒的なクリエイティブ力

——アクセンチュアソングのM&Aについても気になります

「実はここも面白いポイントなんです。(身を乗り出して)アクセンチュアソングって、世界的に見てもすごく積極的にM&Aを行っているんですよ。例えば、世界的な広告賞を次々と受賞している『droga5』とか、イノベーティブなデザインファームとして有名な『Fjord』、『The Monkeys』といった独創的な企業を次々と傘下に収めています」

 

——どういった狙いがあるんでしょうか?

「やはり、より幅広いサービスを、より高いレベルで提供したいという思いですね。日本でもデジタルマーケティングに強いIMJを買収していて、これが今、Songのクリエイティブの基盤の一つになっています。IMJは20年以上の実績がある会社なので、日本市場での強みになっていますね」

 

——クリエイティブの強さの秘密はそこにあったんですね

「そうなんです。特にdroga5の参画は大きかったですね。カンヌライオンズでの受賞歴も多く、世界でもトップクラスのクリエイティブエージェンシーですから。でも、単に優秀な会社を買収しただけじゃないんです。

面白いのは、買収後の”化学反応”なんですよ。デザイナー、コピーライター、映像クリエイター、テクノロジストなど、様々な分野のスペシャリストたちが一緒になって仕事をする。その中から、今までにない発想やアプローチが生まれてくる。

最近では、社員一人ひとりがもっと自由に発想できるように、様々なワークショップや研修も行っています。これまでのコンサルファームにはなかった『クリエイティブカルチャー』が、自然と根付いてきているんです」

2024年、組織が大きく変わった

——最近、組織改革があったと聞きましたが

「今年から組織構造が大きく変わりました。面白いんですよ。以前は機能別に分かれていたんです。営業、コンサル、クリエイティブ、テクノロジーって感じで。でも今は違う。顧客が困っている課題ベースでチームができているんです」

 

——それって実際どう変わるんですか?

「例えば、以前は『この案件にクリエイティブの人材が必要だな』と思っても、別部署にお願いして、スケジュール調整して…みたいな感じだったんです。でも今は同じ部署にいるから、すぐに声をかけられる。机は並んでないんですけど(笑)、部署を超えずに連携が取れるんです」

こんなにいい仕事ができるの?」転職者の生の声

——実際に転職された方の反応ってどうですか?

「面白いのが、ビッグ4出身の方々なんです。最初は『アクセンチュアソングってそんなところあるの?』って感じだったんですが、話を聞いていくと『そんな働き方ができるんだ!』ってすごく興味を持たれるんです」

 

——具体的な例を聞かせてください

「例えば、あるデロイト出身の方は、M&Aコンサルをやっておられたのですが、コンサル業務の進め方には納得度があるものの、今ひとつワクワクしない感じを違和感として持っておられました。お話しをお伺いしたところ、マーケティング的なエンドユーザーの温度感が伝わってくるような反応が返ってくる場所に魅力を感じるとのことだったので、Songをご紹介しました。ベーススキルを活用しつつ、ご自身がもっとワクワクする案件に関われるということで非常に満足されています。」

戦略から実装まで、2周目3周目も回せる

——戦略系のコンサルとは違う魅力があるんですね

「戦略系って、最上位を描いて、言葉を選ばず言うとあとは『頑張って!』ということが多いです。つまり実装までは担わない。でもソングは違う2周目、3周目と回せるんです。リブランディングなんかだと、お客さんの反応が入ってきて、それを手触り感として感じられる。満足感が全然違うんです」

気になる求める人材像の変化

——最近、求める人材像も変わってきているとか?

「そうなんです。以前は広告代理店出身者なども幅広く採用していたんですが、今はコンサルティング経験者を重視する傾向にあります。理由は明確で、プロジェクトの進め方やコンサルワークの基本が身についている人じゃないと、アウトプットのクオリティに影響が出てしまうんです」

 

——専門性も求められそうですが

「ここが面白い変化なんです。以前は専門特化型の人材を求めていたんですが、今は全体を見渡せる人材にシフトしています。例えば、デザイナーという役割でも、純粋なデザインスキルだけじゃなくて、顧客体験全体を設計できる能力が求められている。すごく幅広い視野が必要になってきています」

年収について

——アクセンチュアソングの年収って、実際どうなんですか?

「コンサルティングファーム出身者の方からすると、気になるポイントですよね。率直に言って、アクセンチュアソングの年収は、業界水準以上と考えていただいて問題ありません。特に、コンサルタントやデザイナーといった専門性の高いポジションであれば、前職の年収を大きく上回るケースも珍しくありません。

具体的な数字を挙げると、経験5年程度のコンサルタントで1,000万円~1,500万円、10年程度で1,500万円~2,000万円といったイメージです。もちろん、これはあくまで目安であり、個人のスキルや経験、担当するプロジェクトによって大きく変動します。

ただ、アクセンチュアソングは、成果主義を徹底している会社です。自分の頑張りがしっかりと評価され、年収に反映される点は大きな魅力と言えるでしょう。実際、転職してきた方の中には、1年で年収が200万円以上アップしたというケースもあります。」

優秀すぎる」専門家たちとの現場

——入社した方からの驚きの声ってありますか?

「『周りの人たちの能力が想像以上に高い』というのはよく聞きますね。専門家の層の厚さは本物です。ただし、『自分で仕事を取りに行かないといけない』という文化は理解しておく必要があります。良い意味で『ほっといてくれる』環境なんです」

 

——それって、代理店出身者には厳しい?

「そうですね。これが実は結構大きなポイントなんです。代理店的な働き方に慣れている人は、どうしても営業も物売り発想が多く、仕事もやってきた仕事のポジションにもよりますが受け身になりがちな人が多い印象です。一番儲けの出るメディアというものがどうしても中心に営業してきているからかなと。でもソングはコンサル会社。自分の頭をフル回転させて、顧客の満足度を高めていかなくてはいけない、待っていても仕事が来るわけではないです。自分からどんどん『これやりたい、あれやりたい』って取っていくのが基本。この動き方のギャップが、活躍する人と馴染めない人の大きな分かれ目になっているかもしれません」

転職成功のための面接対策

——アクセンチュアですので、かなり難易度が高いイメージがあります。転職成功のためのレジュメの書き方や面接対策などあれば教えてください

「論理的思考力や地頭の良さは、コンサルファームの選考では当たり前の要件であり大前提です。しかし、ソングの場合はそれだけではやや物足りないと思っています。

実際、選考を突破している方々を見ていると、ソングの提供価値をきちんと理解していることが大きな差になっていると感じますね。

具体的には、ソングの最新プロジェクトや支援事例をよく調べ、クライアントに対してどんな価値を提供しているのかを把握していることです。その上で、自分の経験の中から、ソングのアウトプットに近い事例を用意しておくと良いでしょう。できれば、書類選考の段階から、ソングらしい課題解決の経験を意識的に記載しておくことをお勧めしています。

ざっくりとした志望動機の流れとしては『今の環境では支援の範囲が限られていて、もっと幅広く深い課題解決に携わりたい。それができるのがソングだと考えています』といった、素直で具体的な理由が効果的です。実際、こういった動機をお持ちの方は、入社後も活躍されることが多いと感じています。」

【最後に】アクセンチュアソングで、次のステージ

——最後に、アクセンチュアソングに転職を考えている方々へメッセージをお願いします

「コンサルティングファームでキャリアを積まれている方々の中には、『高い報酬と専門性は手に入れたけれど、何か物足りない』と感じている方が少なくないと思います。戦略を描いて終わり、実装は他社に任せきり…そういった働き方に違和感を持ち始めている方も多いのではないでしょうか。

アクセンチュアソングは、そんな方々に新しい可能性を提供できる場所だと確信しています。戦略から実装まで一気通貫で携わり、お客様の反応を肌で感じながら、プロジェクトを進めていく。そんな『実感のある仕事』ができる環境が、ここにはあります。

しかも、これは単なる理想論ではありません。実際に多くのコンサルティングファーム出身者が、この環境で活躍されています。『もっとエキサイティングな仕事がしたい』『自分の仕事の結果を、より直接的に感じたい』…そんな思いを持つ方々に、ぜひお会いしてお話を伺いたいと思います。

ご興味をお持ちの方は、まずは気軽にご相談ください。皆様の可能性を最大限に引き出せるよう、私自身がしっかりとサポートさせていただきます」

※本インタビューは2024年11月に実施されました
※記事中の情報は取材時点でのコンサルタントの見解であり、企業の公式見解ではありません
※組織の詳細や制度等は大きく変更する可能性があります。ご転職を検討の際は、最新の情報をご確認ください

回答者プロフィール

宮崎洋プロフィール写真

宮崎 洋(みやざき ひろし)
株式会社ウィンスリー コンサルタント

アクセンチュアソング転職支援担当

アクセンチュアソングの組織変遷を長年にわたり追跡し、深い知見を持つキャリアのスペシャリスト。
キャリアコンサルタント(国家資格)、経営学修士(MBA)、GCS認定プロコーチの資格を持ち、特にコンサルティングファーム出身者の転職支援に定評がある。

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