ミドルの転職事情

13790940 - a business man thinking over an idea he s in deep thought he s holding a pen

40代 『ミドル転職』 は万人向けではないのに需要が伸びているのは何故か? 

 今、転職業界でもじわじわと35歳以上からの 『ミドル転職』 が話題となっています。経験や実績を積み、“現場実務も高いレベルで遂行ができるマネージャー” として脚光を浴びています。また、ワークスタイル変革も盛んな現在において、彼らへの需要がアップしている背景もあり、人材各社も特集も組むなどしてミドルの転職を推進しています。では、具体的にどんな企業や職種において需要が増しているのでしょうか。

 

決断してからでは遅すぎる!知っておくべき  『ミドル転職』 における陰と陽

 年齢を重ねた上での転職は、いくら需要が高まっているとはいえ、一般的に難関であることは変わりません。当社ではやっぱり、その狭き門にアタックする選択肢を備えるよりは、ぜひ 「20~30代の間に長期的なキャリアにおける展望を考え抜いておきましょう」 とお伝えしたいです。多くの場合において、年齢を重ねた上での転職は年収がダウンしていく傾向もあります。また、本格的に組織での昇進が視野に入ってくる年次であるのに、新参者ゆえにその資格すら与えられずに蚊帳の外に置かれる…、なんてこともリアルな話では多々あります。企業によっては、プロパー社員でないと昇進できないことが当たり前だったり、花形の業務などを転職者には回さないことも。そうすると、どんなにスキルと実績をもっていても、活躍する機会が与えられなかったり、そもそもステップアップのルートに乗っていない、という事態に陥り、これはあまり幸せな転職とは言えそうもありません。

 

ミドルが勝てる成功の方程式は、メガベンチャーとコンサルファーム

 そこで、当社では2つの領域にフォーカスした 『ミドル転職』 の成功事例をご紹介します。高い即戦力として期待されるミドルがフィットするのは、いわゆるメガベンチャー企業です。資金調達もハイスピードで進め、いずれIPOを目するクラス。こうした企業は個人の仕事や結果が、事業成長へ直結しているため、非常に高いレベルの人材を常に求めています。さらに言えば鬼マネージャーに徹することができる方はうってつけと言えます。ベンチャーでの意思決定は朝令暮改がほとんどで、超速PDCAの毎日です。そうなると、その場その場で最適解を導くことができ、運用まで回すことができるリーダーが不可欠となるのです。仕事の領域を固定せず、組織全体を自分の職務領域として率いていけること。こうしたミドルは急成長中のメガベンチャーでは引く手あまたの人材です。

 もう一つ、コンサルティングファームなどもフィットします。仕事で相対するのは経営層ですので、マネジメント思考のあるミドルはその視点に立つことができるので有利です。たとえば、顧客である経営者が懸案としている決済においても、表面的な理由だけではなく、キャッシュフローの計画などを類推して企業経営に負担の少ない導入を示唆することなども可能です。そうした、現場経験だけではフォローしきれない、経営感覚を併せ持った方にはこうした転職も幸いします。

 いずれの場合においても、他社で経験を積んできたミドルに企業が期待するのは、独自に培ってきた人的ネットワークや資産を自社でどう生かしてくれるのか?ということ。会社の看板にではなく、その人個人についた人脈や無形の資産はヒューマンスキルとしても高く評価されるでしょう。

 

≪ニーズの高いミドル層とは?≫

●マネジメント経験のある強いリーダー

●過酷な急成長期を牽引していけるタフなマネージャー

●経営クラスとの意思疎通が適う、マネジメント思考のある人

●人的ネットワークや無形資産をもって転職してくる人 など

 いかがでしょうか?書きだしてみるとかなり特定クラスに限定されていると言えないでしょうか。

そうなるとやはり、強く申し上げておきたいのは、 『ミドル転職』 はそう簡単ではないという事実です。採用ポジションにおいても非常に限定的な上、多数を募集することはないため、競争率は極めて高いと言えます。前述のとおり、活躍できるフィールドもまた限定的であるため、どこの会社でも求めている人材とは言い難く、ここを目指すのは熾烈な争いになることは必至。その上、多くがスペシャリストを求めていることもあり、これまでのキャリア形成がジェネラリスト傾向であった方ではさらにチャンスが限られており、当社では、やはり 『ミドル転職』 は汎用性のある選択肢とは言い難いチャレンジと考えています。自分がどういうビジョンを持って今というキャリアを創るのか?選択肢の多い時代から明確に考えていくべきテーマです。